10倍株の簡単な見つけ方!外食関連株は株主優待と配当も魅力
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飲食業界22年、

現役料理長のコロネです。

今回は『飲食関連株の魅力について』のお話です。

株式投資は10年前から中長期保有スタイルで運用しています。

今までは外食関連株を避けていたのですが、

ある飲食関連のめざましい高騰株について考えてみると「有望株のポイント」が明確に理解できました。

インターネット上で検索してみましたが「飲食関連株で狙うべき有望株のポイント」についての記事も無く、優位性のある考え方だと思います。

こんな人におすすめの記事
外食関連株に興味がある
飲食業界の内情を知りたい
外食関連株で利益を出したい
外食関連株の売るタイミングを知りたい
株式投資を中長期で配当をお考えのかた

こんな人にはおすすめしません

  • 飲食関係者のかた(すでに理解してると思われるので)
  • すでに外食関連株で上手く運用されてるかた。
  • 株式投資をデイトレや短期でお考えのかた(短期でも可能でしょうが中長期保有をオススメします)

 

この記事で得れること
外食産業の仕組みが理解できる
外食産業の仕組みが理解できると「一つの銘柄」ではなく幅広く応用できる
安心して株を保有でき、売り時の予測もできる
「化ける確率が高い外食産業有望株」が論理的に理解できる

 

**【ご注意】 **

株式投資の都合上、元金割れするリスクが生じます。その際の責任は一切負えませんので、その点を理解して「出資の際は自己責任」でお願い致します。

当記事では「外食関連株で条件を満たした銘柄の優位性」を解説しますが、特定の銘柄を指名する内容ではありません。

もちろんインサイダーな内容でもありませんのでご理解ください。

個人的には銘柄指定するよりも意味のある「外食産業の本質」だと考えます。

当記事内容は、筆者の長年の飲食業界での経験とロジックで構成されています。

筆者の飲食業界での経験・人柄・考えについて深く知りたい方は、飲食業界に特化した内容で90記事ほどブログで書いておりますのでご確認ください。

株式投資をする前に参考にされることをオススメします。

前置きが長くなりました。それでは解説していきます。

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外食関連おすすめの10倍株を狙うなら「新規上場株」

 

拍子抜けされましたか?

しかしながら飲食業界は不安定なイメージがあり、なかなか手を出しにくいと思います。

私自身もそのように考えていたのですが、

利益構造を考えると「新規上場株」の優位性が理解でき高確率で企業成長も期待できます。

当記事で狙う外食企業は、

「単一業態・何かに特化してる企業(焼き鳥、串カツなど)・お酒を販売していればなおさら良い」

以上の条件が揃って上場した企業の利益構造は強いです。

詳しく解説していきます。

飲食業界の現状から新規上場株について考える

飲食業は、参入障壁が低く容易に開業できますが継続するのが困難です。

開業3年で約7割が廃業し「10年後も営業してる店舗は1割程度」と言われています。

私が「外食関連株」に出資しなかった理由は、廃業しやすいイメージが強くあったからでした。

しかしながら、逆に考えると激戦の外食業界で上場できる企業は「優れた利益構造を持っているのでは?」と、ある銘柄の高騰ぶりを見て気づきました。

飲食店の利益構造は店舗で完結する

一つの成功パターンを生み出せば「再現性が高い」ということです。

例えば、毎月100万円近い利益をうむ店舗の経営スタイルを構築できれば「違う場所で再現」できます。

利益確保できる経営スタイルで店舗展開し上場しているわけです。

上場するには条件がいくつかあり「選ばれた企業」という信用も得ることができます。

上場すると「資金を効率よく集められる」ようになり、店舗展開のスピードが上がります。

利益構造を構築しているので、店の数を増やしていくだけで「儲かるお店を増やしていく」ことができ、決算期に株価は高騰と分割を繰り返すわけです。

よほどの怠慢や外的要因(鳥インフルエンザ、狂牛病など)がない限り株価は上がり続けるでしょう。

外的要因など「明確な理由がある一時的な下落」はチャンスで「逆張り」を考えたい局面です。

10倍株になるまでの「一般的な企業と外食企業」成長力の違いとは?

一般的な企業が上場した時は、すでに企業的に最高の状態だと考えます。

新たに「技術開発や新商品の開発」をしていく事になりますが、その後に得られる結果は不透明でこの先「ヒットするか?失敗するか?」わかりません。

外食企業が上場した後は、先ほども述べたように「ある店舗数までの企業成長が見込め」ます。

利益構造が明確な店舗を増やしていくだけで急速に成長するからです。

一般的な企業と外食企業の上場後の違いは「成長していき最高の状態を予測できる」ことです。

最高の状態とは「企業利益がMAXでリスクも少ない時」で保有株の売り頃となります。

外食関連「10倍株」を売るタイミングは?

10倍株を売るタイミング
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全国展開して「300店舗(FC含む)が一つの目安」と考えます。

ここからの伸びしろはあまりなく、リスクが生じてきます。

自社による飽和状態ですが「上場企業は利益を追求しなくてはならない」のでリスクが大きくなっていきます。

頭打ちした企業が行うことは、海外進出・業態転換(新業態の開始含む)・FC化の方法になりますが個人的には、どれも伸びしろを感じません。

なぜなら「当初の利益構造とは違うこと」を初めており不安定さを招きます。

1 外食関連の海外進出について

海外進出は海外でのニーズが不透明で非常に危険です。

食材の仕入れや価格についても日本と違い「生産・輸送ラインから構築」していかなければなりません。

日本での成功した形を海外にそのまま移すのは危険です。

2 外食関連の業態転換について

企業が最高の状態の時に新業態を立ち上げるのは珍しいです。

企業方針が「攻め」な印象ですが業態転換する時、実際は頭打ちしています。

企業が赤字続きで縮小していき、株価が下がってからの「業態転換」により再成長を感じたらチャンスです。

新たな利益構造を構築できたと思われます。

3 外食関連のFC化について

フランチャイズ展開の開始時は企業的な数字は伸びますが「頭打ち手前」の印象です。

経営者は会社を急速に大きくして手を引く可能性もあります(300店舗までは良い)

FC化すると同じ企業でも「店舗サービス格差」が生じ、直営の監視から離れる危険もあり自社ブランドを傷つける可能性と隣り合わせです。

本来ならば、自社で展開すればいいところをFC化してるところがポイントです。

「主要な地域は自社店舗で出店」しリスクのある地域はFCで出店してる印象があります。

FCで展開すると「出店スピードが上がり急成長し株価高騰のチャンス」でもありますが株の売り時は意識すべきでしょう。

 

以上のような経緯で、外食企業は最終的に頭打ちし縮小傾向になり最悪倒産または買収されます。

外食企業が「上場した後の宿命」のように感じます。

頭打ちした企業が簡単に利益を出せる方法とは?

原価率を下げることです。

原価率を下げることは簡単にでき利益を確保できます。

しかしながら、コストパフォーマンスの低下を招くので客離れの危険があり最終手段といえるでしょう。

株主優待券があるならチェックしてもいいかと思います。

 

実際、上場後に頭打ちしてる有名企業は成長できず現状維持が精一杯です(縮小してからの返り咲きはある)

海外進出・業態転換・FC化の推進などは、企業成長の可能性がありそうですが外食産業にとってはリスキーなのです。

株価も安定期にあり「見切るタイミングを考えたい」局面となります。

*海外進出・FC出店による動きは一般的な心理から株価は上がります。私が伝えたいのは「内情」であり、企業展開からの売り時のタイミングです。外食産業の「展開モデルには限りがある」ので値動きが読みやすいと思います。

多業態で展開してる外食企業について

最初から「多業態の外食企業」が存在します。

多業態の外食企業は経営側の優れた判断と決断力が強みな印象です。

言い換えれば高確率で勝てる「明確な利益構造」があるわけではなく、ギャンブル的な色合いが強く個人的にはオススメできません。

外食関連株の株主優待・配当あわせ「年間利回り5%」を狙う

株主優待は年利5%を狙う
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外食産業で「新規上場株」以外で狙うなら「年間利回り5%」の銘柄がオススメで、株主優待と配当から企業の意図を読み取ることができます。

「年間利回り5%」以上の企業は株主に長期保有を望んでおり、株価の変動を嫌ってる印象で企業経営に自信も感じます。

「年間利回り5%」以上あれば、長期保有して配当的にもありがたく「ディフェンスとオフェンス」を兼ねそろえた銘柄です。

滅多にお目にかかりませんので意識的に探してみて下さい。

この手の銘柄は「極端な高騰は無い」でしょうが配当を受け取りながら、じっくりと攻める戦略になります。

「新規上場株」で高騰狙い、「年間利回り5%」で配当狙いなど外食産業の複数銘柄でポートフォリオを組むと楽しめそうです。

まとめ

今回は「外食産業の10倍株の見つけ方」について書いてみました。

現在(2019.7)私は飲食業界以外の株に投資し塩漬け状態です。

恥ずかしながら、外食産業銘柄の優位性を理解したのが最近だからです。

「餅は餅屋」といわれるように、自分の得意な分野で考えることが正解でした。

皆さまも、ご自分のお仕事に関することに有望株のヒントがあるかもしれません。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。