当サイトでは、色々な観点から飲食業界の事について書いてきました。
飲食業界22年、現役料理長のコロネです。
今回は「ぶっちゃけ、お前の本音どうなのよ?」という記事。調理師のメリットとデメリットもあわせて、ご紹介したいと思います。
調理師の仕事に対して本音
調理師は、労働時間が長い・休憩時間が短い・休日が少ない(希望公休がとれない)・労働時間に対する給料が安いなど、つらいことが多いです。そんな調理師の魅力は「やりがいのある仕事・技術職なので一生困らない・人手不足なので仕事がある・料理は趣味の延長線上」などです。
労働時間うんぬんに関しては、他の業態でも似たようなもの。やりがいの大きい調理師は、実はすてきな仕事なのかもしれません。
詳しく解説します。
調理師の仕事のメリットについて
調理師として生きていくメリットについて
これからの日本の「人口の減少と超高齢化社会」により、飲食業界は人手不足なので調理師の価値は上がると考えます。
「働き方改革」が実施され、一般的なサラリーマンのかたの「残業代が少なくなる」という話をききました。飲食業界は人手不足で週末が繫忙期であり、一般的なサラリーマンのかたがアルバイトするのに向いています。調理師は働いてお給料を貰いながら、自身のスキルアップできる仕事です。
調理師は技術職「芸は身を助く」
一般的なサラリーマンのかたが、料理の知識や技術をマスターすると独立開業の可能性の幅も広がります。
最近おすすめの副業は、自分の知識やスキルを売ることのようです。料理の知識や技術を、ココナラで販売するのもいいでしょう。
ココナラで副業がおすすめ【スキルや知識・経験・技術】で稼ぐ!
調理師の仕事は、技術職なので身につければ稼げる魅力があります。
調理師の仕事のデメリットについて
調理師の仕事についてのデメリット
調理師の仕事は、世間的な評価が低いです。週末など多くの人が休日のときに働くこともあり「負け組」と呼ばれることがあります。本当の勝ち組とは?幸せとは?
調理師に向いていない人が、調理師になっていたら地獄です。調理師の「やりがい」を感じれない人です。労働時間うんぬんでブラック職種といわれる調理師。唯一の救いが「やりがい」だからです。調理師にやりがいを感じれないのなら、転職したほうがいいでしょう。
「飲食店の社員がつらいかたへ…」わたしが実践した人生の改善方法を解説しています。「飲食店の正社員がつらい」と思ってる人は、今働いてる店舗・企業を「飲食業界のすべてだ」と勘違いしないでください。仕事環境を変える=転職すれば、労働条件のいい飲食店はあります。人生が良くならないのは、変化を恐れてるからでしょう。
「飲食業界からの転職」をわたしの知人の実例でご紹介しています。
ホールスタッフは「コミュニケーション力が高いから営業職に転職できる」と安易に考えがちですが、考えが甘いです。「営業職ができれば、他の仕事は大概できる」といわれるほど難しい仕事です。
飲食業界からの転職でうまくいくのは、配送ドライバー・介護士など。転職に失敗しない方法をご紹介しています。
飲食辞めたい…おすすめの転職先はある?失敗から学ぶ成功の転職方法
飲食業界の企業に対しての本音
飲食業界の企業様に対しての意見と提案です
飲食店の閑散期は、次の繁忙期に対する準備期間です。長期目線で考えましょう。
「儲かる飲食店とは?」お客様に喜ばれるお店です。実はシンプルな理由なのに、小手先だけの経営の飲食店が多く目につきます。
危険な飲食業界の企業について
飲食店「炎上問題」から見える、企業のあるべき姿とは?
あなたの店舗は「明確な利益構造がありますか?」社員に「長い時間働かせる・休日なし」これは経営ではありません。ただ社員の人生が犠牲になり利益を生んでるだけ。わたしは、1部上場企業で働いた経験がありますが、明確な利益構造を持っていました。
「美味しい料理さえ提供していればいい?」これも間違い。飲食店は「美味しくて当たり前」そのうえで、利益構造が必要なのです。
これから飲食業界を目指す人に対しての本音
ブラック職種のイメージが強い飲食業界。「働き方改革」の影響もあり、徐々に改善されつつあります。しかしながら、ブラック飲食店が存在しているのも事実です。
これから飲食業界を目指すなら、ブラック飲食店とホワイト飲食店を見分けるチカラは必須。ブラック飲食店だと感じたら、早く次の仕事先へ転職しましょう。ブラック飲食店で学べることって、ほとんどないです。時間の無駄。
ブラック飲食店じゃなくても、今働いてる店舗で「技術・知識が増えないな」と感じたら、前向きな転職も考えるべきです。
個人的に「20代は勉強期間・30代で学んだことを発揮・40代で高給を得る又は独立開業」がおすすめ。
飲食業界のブラック企業について
飲食店のブラック企業の見分け方を解説しています。飲食店のブラック企業を見分けるのは簡単「労働基準法を守っているか?」です。一番いいのは、就職する前にブラック企業を見分けること。求人募集を頻繫にかけてる企業は危険。企業体質に問題がある可能性があります。最近では、ホワイト企業しか掲載しない転職サイトもあるので、活用しましょう。
「飲食店のアルバイトはきつい」と思われがちですが、楽なお店もあります。アルバイトで働くのに、労働環境・条件の悪い飲食店で働く必要はありません。楽しいアルバイトができる「飲食店の条件」をご紹介しています。
飲食業界で「一般的な暮らし」は難しいです。労働時間が長い・休日が少ないことで、彼氏・旦那さんともめることが多いです。飲食店勤務の彼氏と付き合う・結婚を考えるなら、ある程度の覚悟が必要です。
飲食店アルバイトの「つらい状況」をお教えします。アルバイト勤務で、つらい状況で働き続ける必要はありません。
将来的なお話しですが「ホール業務のみ」という仕事はなくなる可能性が高いです。とくに居酒屋業態では、店長が料理長を兼任しています。空いたお皿を下げるロボットも登場しており、ホール業務は改革されそうです。
飲食店で独立出店に対する本音
わたしは「店舗併用住宅」を推奨しています。理由は、飲食店経営でツライ部分が「家賃」だからです。新型コロナウイルスの影響で、家賃の負担が「どれほど大きいか」が浮き彫りになりました。お金を儲けるよりも、自分の好きな仕事で一生働くことが大切。
飲食店で独立出店して成功しやすい業態は何か?
- 競合相手が少ない
- 原価が安い
- 毎日でも食べれる
以上の点から「蕎麦屋での独立」をおすすめしています。
まとめ
飲食業界についての本音を解説しました。
当サイトの強みは「わたしが現役の調理師であり、内情を理解していること」です
これからも、包み隠さず発信していく所存でございます。
調理師のメリットとデメリットをご理解して、飲食業界の調理師というお仕事を選んでください。
これからもよろしくお願いします。