日本は少子高齢化が進み若年層が少なくなり「キツイ仕事はしない」という選択肢を選べるようになりました。
その上の年代も飲食業界は割にあわないと転職していき、若年層(20代)がほとんどいなくなり飲食業界は慢性的な人手不足になっています。
売り上げどうこうのレベルではなく「大手なら会社が存続できるかどうかの瀬戸際」です。
あと10年もすればさらに状況は悪くなるでしょう。
人手不足について会社経営陣がとるべき対応
既存社員の確保(離職率を下げる)
現在、勤めてくれてる社員は大切にして流出を防ぎましょう。
昇給も積極的に行い、年齢給はいただきたいのが本音です。
就労環境の改善を行い、長時間労働はもとより、しっかりと残業代を支払いましょう
(支払ってない会社があります)
「人の時間は人生=命」であるということを理解できてない企業があります。
有給休暇もしっかりと与え消化できる環境を整えましょう。
ネット社会の現在で、ごまかしは通用しません
新入社員にとって魅力的な会社づくりを目指す
「既存社員を大切にすること」が新入社員にとっての魅力となります。
新入社員が入社しない、または離職率が高いのは企業に魅力がないと受け止めましょう。
会社の若返りをはかれない企業に先はない
飲食業界はブラック企業が多いというイメージを変えなければ優秀な人材は集まらないでしょう。
飲食業界でオススメできるのは上場企業ですが、新卒採用は大卒のみという条件のところもあります。
外国人労働者の雇用を推進する
現在の「飲食業界は外国人労働者でまわっている」といっても過言ではありません。
外国人労働者の社員雇用をオススメします。
10年後生き残れる企業とは外国人労働者をしっかり雇える企業だと考えます。
外国人による教育部署を企業内に作りましょう。
外国人リーダーが【外国人スタッフを教育する仕組み】です。
外国人留学生の優秀なかたを正社員で雇用するのが1番効率的です。
将来的にはビザも取得しやすくなるでしょう。
外国人留学生のアルバイト雇用
現在、外国人留学生と仕事していますが、彼らは非常にマジメに仕事してくれます。
来日して1年未満だと言葉の壁がありますが、見て覚えようと一生懸命なかたもいました。
「1週間で28時間労働の決まり」がありますが紹介制度などを使い積極的に雇用していきましょう。
少人数でまわせるオペレーションを構築する
以前流行った300席クラスの大型店舗の時代は終わっています。
なぜか?
家賃や売り上げよりも
大型店舗は人材が揃わないことが最もネックなようです。
売るべき時にスタッフを確保できず家賃効率が悪くなり、さらに既存スタッフの負担は増え、体力的精神的にも消耗してしまい離職につながる負のスパイラルに繋がります。
大手企業は導入していますが、もっとテクノロジーを使うべきです。
詳しくはこちらをご覧ください
派遣スタッフを効率的に使う
ベースの人数を抑えて週末のみ派遣スタッフを使う考えもあります。
このやり方は「基本的な人手不足が解消されてる訳ではない」のでその場しのぎにしかならない…
以上が、今までの派遣スタッフに対するイメージですが、これからは派遣スタッフメインの飲食業界になるかもしれません。
多くの人が労働環境の悪い正社員を嫌う状況になると、職人気質な人が派遣スタッフへと転職し「派遣スタッフの側が職場を選ぶ」ようになります。
まとめ
現在の飲食業界は、少子高齢化社会やインターネットの普及「働き方改革」などにより
ブラック企業が浮き彫りになることで職場の選択肢が増え、飲食業界自体の転換期を迎えています。
今までの常識など通用しない新しい飲食業界
知人の店舗は、年間の募集経費だけで○○百万円も使っています
その間も
- 正社員の流出が止まらない
- 新入社員も増えない
やるべきことは「○○百万円を既存社員に分け与えてモチベーションを上げる」べき
待遇の良い話が広がると既存社員の知人が働いてくれるかもしれません。
人手不足で悩んでる企業や店舗は「必ず何かしらの問題や理由」があります。
経営体質やオペレーション・就労環境などを見直す必要がありそうです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。