わたしは料理人として働いていますが「理不尽な上司」がいます。
- 気分次第で「毎回言うことが違う」
- 上司によって「調理方法が違う」
- 全然仕事しないわりに「小言が多い」など
調理師の上司だけでなく、今回あげる件は主に「ホール業務の店長」にみられる実際にあったお話です。
次のような上司は注意が必要です
1つの会社・店舗でしか飲食店の業務経験がない上司
他企業では通用しない「井の中の蛙、大海を知らず」状態の店長
自分の過去の栄光にすがり「やり方や考え方に自信をもっている」が新しい企画や店舗展開のときなど毎回失敗します。
この手のかたは『自分の考えが正しい』と思い込んでいて他者にも自分のやり方を強要してきます。
上場企業やしっかり「利益構造を構築できてる企業」ではありえない話ですが、小中規模の企業では「現場の店長に全権限」を与えており勘違いした上司が存在します。
対処法
あなたが「経験豊富であり他の社員をまとめれる」のであれば店長の座を狙えます。
『人柄のいい店長でさすがにそれは出来ない』というかたは、時おりあなたの「鋭い意見でご自身の力」をわからせましょう。
自分が「一番偉い」と思っている上司
出勤シフトを「自分都合に組み」ホールスタッフを溢れさせ自分はレジのカウンターなどで遊んでいる店長
忙しいおりに「ホールに出てきて怒ります」
基本的に自分勝手な面があり「自分は休むが他の社員は週末休ませない」といった面もあります。
食事のラストオーダーが終わり、片付けもほぼ終わった状態でも平気でオーダーを通してくることがあります。
個人店なら、まだ理解できますが「企業組織で勝手なことをされる」とお客様を含め多くの人に迷惑がかかります。
対処法
「部下同士の連携を深めて」店長を追いつめます
ラストオーダー後のオーダーは「調理長がしっかり断る」べきでしょう。後々「トラブルの原因」になります。トラブルの原因とは、お客様が『前回は注文出来たのに今回はダメなのか?』のようにルールがぶれると全ての軸がぶれるからです。
個人店で「ご自身が責任者」なのであれば問題ありませんが「組織で軸がぶれる」ことは問題です。
部下を守らない(人を大切にしない)上司
基本的に「悪い結果の時は他人の責任」「良い結果の時は自分の手柄」にする店長
こんなかたは「人の上の立場」になってはいけません。取るべき態度が真逆です
わたしも以前「こんな上司」と働きました
- 店舗の売り上げが悪く
- アルバイトを全員解雇し
- 社員の給料を減額
わたしは「給料を減額」された段階で辞職しましたが、そのかたの末路は業績を改善できず「クビになった」ようです…
立場のあるかたは「部下を守るのは自分の為でもある」という意識を持ってください。
対処法
転職を考えましょう
このパターンのかたは「1番タチが悪い」です。
性格の根っこの部分なので改善されないでしょうし、そんなかたを「管理職にしてる会社に疑問」を感じます。
結果を出せないのに居座り続ける上司
会社に問題がありますが実際にあったお話で、わたしには全く理解できませんでした。
以下のような上司
- 一つの店舗を「結果が出せず閉店」させました
- 次の「異動先でも店長を任され」結局は「実力不足なので再び赤字経営」になっていく…
会社からすると左遷のつもりなのでしょうか?
その他のスタッフにとっては「迷惑でしかない上司」です。
実力不足な店長は、ご自身の意識が変わらない限り結果を出せません。
対処法
転職を考えましょう
理解できない企業体質です
企業も店舗も「泥舟」なので救いようがありません。
会社にアピールして「あなたが店長になる」という選択肢もありますが「企業体質が理解できない」ので将来性はなさそうです。
売り上げ金を抜いている上司(横領)
上場企業やホテルではないでしょうが、一般の小中規模の会社では「システムや管理が弱く」横領がわりとあります。
横領のパターンとして
- 高いお酒を「発注して転売」
- 夜中の営業でキッチンスタッフがいない状況で「ドリンク売り上げを抜く」
- 貸し切りパーティーなど「団体客の人数をごまかす」
こんなケースが散見されました。
対処法
明確な証拠があるのなら「会社に訴えるべき」でしょう。
明確な証拠がなくても『数字的におかしい』と気づける料理長にならなくてはいけません。
数字には目を光らせましょう
調理師の数字管理については【飲食業界 これからの調理師に求められる4つのこと】こちらもご覧ください。
個人的に「横領してる店長にご家族がおありなら、なるべく店舗内で解決したい」と思います。
横領は犯罪です。絶対やめましょう
横領をかさねてる店長は犯罪のみならず、簡単にお金を手に入れることが出来るので「仕事に対して努力しない」傾向がありました。
もし横領が発覚した場合「実力がないので他企業にいっても通用しない」つらい日々しか待っていません。
横領によって「金銭感覚がマヒ」していた場合、なおさらつらい日々を過ごすことになるでしょう。
あなたが「横領に協力する」話を持ち掛けられたら…
あなたが、店長により『横領を手伝うよう』提案されてもハッキリと断わりましょう。
企業でお給料を上げて欲しいのなら「仕事で結果を出す」これを常に意識してください。
この意識は「自己成長を促すこと」でもあり、仕事は自分の為にすることです。
「店舗業績に見合わない」「会社の評価が不満」で横領するくらいなら転職を考えましょう。
実力のある人なら「他企業でもチカラを発揮できる」はずです
「実力に見合うお給料」をいただきましょう。
「長時間労働に美学がある」上司
『長く働くことが偉い』と思っている古いタイプの店長は「しんどい」です。
社員による「無給の長時間労働でしか利益を上げれない(残業代を払わない)」会社・店舗はすでに「経営が破綻」しています。
経営側はそれを理解して「社員の労働時間が極端に多い店舗の利益構造を見直す」必要があります。
長時間労働は上場企業で評価されない
上場企業では「残業代が支払われる」ので「時間内で仕事を終わらせられない上司は無能」扱いとなります。
*長時間労働を美学にしてる会社は「残業代が支払われていません」
現在もまだ「小中規模の会社」では、長時間労働(残業代未払い)の風潮が残っています。
対処法
まずは『現状が不満』なことを上司に伝えましょう。
その際、改善されないのであれば「労働基準監督署」に伝えましょう。
飲食店従事者で勘違いしやすいのは
36協定を結んでいれば「残業は認められますが、残業代を払わなくていい訳ではない」そんな協定契約ではないと理解しておきましょう。
長時間労働と「上司のパワハラ」について
『長時間労働が不服だ』と上司に伝えた際に
- 脅迫
- 恫喝行為をされた場合
パワハラになります「会社側はさらに不利な状況になる」と理解しましょう。
退職を迫ることも法律違反です
あなたが管理職側なら「知らなかった」では済まない事柄であると理解しておきましょう
*役員クラスも処罰されます
さきほども述べましたが「部下を守ることは自身を守ること」でもあります。
まとめ
色々な観点から、店長としての「管理者の資質」について考えてみましたが、店舗や会社のトップの人間がしっかりしてくれないと
部下や社員が非常に迷惑します
あなたが「管理職なら自身の状態を見直し」今は役職を持たない社員なら「部下を守る管理者」になっていただきたいと思います。
このブログでは裏の目標として
- ブラック企業・店舗を無くす
- 調理師・料理人の社会的地位を向上する(調理師は国家資格です)
ことを目標にしています。
ブラック企業・店舗から転職して「働く人がブラック企業に集まらない状況をつくり」淘汰していきましょう。
料理人は「仕込み〜営業〜明日の仕込み」の流れで長時間労働になりやすく、さらに「残業代が支払われない」という状況にあります。日々の忙しさと疲労感によって「思考停止」してしまい、会社を訴えることにまで気が回らないのです。
この様な現状を皆さまに知っていただき
料理人の人生が「少しでも豊かなものになるよう」にブログを続けていきます。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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