飲食店の【ストレスを感じる上司】とブラック企業の関係性
Conquero / Pixabay

わたしは料理人として働いていますが「理不尽な上司」がいます。

  • 気分次第で「毎回言うことが違う」
  • 上司によって「調理方法が違う」
  • 全然仕事しないわりに「小言が多い」など

調理師の上司だけでなく、今回あげる件は主に「ホール業務の店長」にみられる実際にあったお話です。

次のような上司は注意が必要です

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1つの会社・店舗でしか飲食店の業務経験がない上司

他企業では通用しない「井の中の蛙、大海を知らず」状態の店長

自分の過去の栄光にすがり「やり方や考え方に自信をもっている」が新しい企画や店舗展開のときなど毎回失敗します。

この手のかたは『自分の考えが正しい』と思い込んでいて他者にも自分のやり方を強要してきます。

上場企業やしっかり「利益構造を構築できてる企業」ではありえない話ですが、小中規模の企業では「現場の店長に全権限」を与えており勘違いした上司が存在します。

対処法

あなたが「経験豊富であり他の社員をまとめれる」のであれば店長の座を狙えます。

『人柄のいい店長でさすがにそれは出来ない』というかたは、時おりあなたの「鋭い意見でご自身の力」をわからせましょう。

自分が「一番偉い」と思っている上司

出勤シフトを「自分都合に組み」ホールスタッフを溢れさせ自分はレジのカウンターなどで遊んでいる店長

忙しいおりに「ホールに出てきて怒ります」

基本的に自分勝手な面があり「自分は休むが他の社員は週末休ませない」といった面もあります。

食事のラストオーダーが終わり、片付けもほぼ終わった状態でも平気でオーダーを通してくることがあります。

個人店なら、まだ理解できますが「企業組織で勝手なことをされる」とお客様を含め多くの人に迷惑がかかります。

対処法

「部下同士の連携を深めて」店長を追いつめます

ラストオーダー後のオーダーは「調理長がしっかり断る」べきでしょう。後々「トラブルの原因」になります。トラブルの原因とは、お客様が『前回は注文出来たのに今回はダメなのか?』のようにルールがぶれると全ての軸がぶれるからです。

個人店で「ご自身が責任者」なのであれば問題ありませんが「組織で軸がぶれる」ことは問題です。

部下を守らない(人を大切にしない)上司

基本的に「悪い結果の時は他人の責任」「良い結果の時は自分の手柄」にする店長

こんなかたは「人の上の立場」になってはいけません。取るべき態度が真逆です

わたしも以前「こんな上司」と働きました

  1. 店舗の売り上げが悪く
  2. アルバイトを全員解雇し
  3. 社員の給料を減額

わたしは「給料を減額」された段階で辞職しましたが、そのかたの末路は業績を改善できず「クビになった」ようです…

立場のあるかたは「部下を守るのは自分の為でもある」という意識を持ってください。

対処法

転職を考えましょう

このパターンのかたは「1番タチが悪い」です。

性格の根っこの部分なので改善されないでしょうし、そんなかたを「管理職にしてる会社に疑問」を感じます。

結果を出せないのに居座り続ける上司

Anemone123 / Pixabay

 

会社に問題がありますが実際にあったお話で、わたしには全く理解できませんでした。

以下のような上司

  1. 一つの店舗を「結果が出せず閉店」させました
  2. 次の「異動先でも店長を任され」結局は「実力不足なので再び赤字経営」になっていく…

会社からすると左遷のつもりなのでしょうか?

その他のスタッフにとっては「迷惑でしかない上司」です。

実力不足な店長は、ご自身の意識が変わらない限り結果を出せません。

対処法

転職を考えましょう

理解できない企業体質です

企業も店舗も「泥舟」なので救いようがありません。

会社にアピールして「あなたが店長になる」という選択肢もありますが「企業体質が理解できない」ので将来性はなさそうです。

売り上げ金を抜いている上司(横領)

上場企業やホテルではないでしょうが、一般の小中規模の会社では「システムや管理が弱く」横領がわりとあります。

横領のパターンとして

  • 高いお酒を「発注して転売」
  • 夜中の営業でキッチンスタッフがいない状況で「ドリンク売り上げを抜く」
  • 貸し切りパーティーなど「団体客の人数をごまかす」

こんなケースが散見されました。

対処法

明確な証拠があるのなら「会社に訴えるべき」でしょう。

明確な証拠がなくても『数字的におかしい』と気づける料理長にならなくてはいけません。

数字には目を光らせましょう

調理師の数字管理については【飲食業界 これからの調理師に求められる4つのこと】こちらもご覧ください。

 

個人的に「横領してる店長にご家族がおありなら、なるべく店舗内で解決したい」と思います。

横領は犯罪です。絶対やめましょう

横領をかさねてる店長は犯罪のみならず、簡単にお金を手に入れることが出来るので「仕事に対して努力しない」傾向がありました。

もし横領が発覚した場合実力がないので他企業にいっても通用しない」つらい日々しか待っていません。

横領によって「金銭感覚がマヒ」していた場合、なおさらつらい日々を過ごすことになるでしょう。

あなたが「横領に協力する」話を持ち掛けられたら…

あなたが、店長により『横領を手伝うよう』提案されてもハッキリと断わりましょう。

企業でお給料を上げて欲しいのなら「仕事で結果を出す」これを常に意識してください。

この意識は「自己成長を促すこと」でもあり、仕事は自分の為にすることです。

 

「店舗業績に見合わない」「会社の評価が不満」で横領するくらいなら転職を考えましょう。

実力のある人なら「他企業でもチカラを発揮できる」はずです

「実力に見合うお給料」をいただきましょう。

「長時間労働に美学がある」上司

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『長く働くことが偉い』と思っている古いタイプの店長は「しんどい」です。

社員による「無給の長時間労働でしか利益を上げれない(残業代を払わない)」会社・店舗はすでに「経営が破綻」しています。

経営側はそれを理解して「社員の労働時間が極端に多い店舗の利益構造を見直す」必要があります。

長時間労働は上場企業で評価されない

上場企業では「残業代が支払われる」ので「時間内で仕事を終わらせられない上司は無能」扱いとなります。

*長時間労働を美学にしてる会社は「残業代が支払われていません」

現在もまだ「小中規模の会社」では、長時間労働(残業代未払い)の風潮が残っています。

対処法

まずは『現状が不満』なことを上司に伝えましょう。

その際、改善されないのであれば「労働基準監督署」に伝えましょう。

飲食店従事者で勘違いしやすいのは

36協定を結んでいれば「残業は認められますが、残業代を払わなくていい訳ではない」そんな協定契約ではないと理解しておきましょう。

長時間労働と「上司のパワハラ」について

『長時間労働が不服だ』と上司に伝えた際に

  • 脅迫
  • 恫喝行為をされた場合

パワハラになります「会社側はさらに不利な状況になる」と理解しましょう。

退職を迫ることも法律違反です

あなたが管理職側なら「知らなかった」では済まない事柄であると理解しておきましょう

*役員クラスも処罰されます

さきほども述べましたが「部下を守ることは自身を守ること」でもあります。

まとめ

色々な観点から、店長としての「管理者の資質」について考えてみましたが、店舗や会社のトップの人間がしっかりしてくれないと

部下や社員が非常に迷惑します

 

あなたが「管理職なら自身の状態を見直し」今は役職を持たない社員なら「部下を守る管理者」になっていただきたいと思います。

このブログでは裏の目標として

  1. ブラック企業・店舗を無くす
  2. 調理師・料理人の社会的地位を向上する(調理師は国家資格です)

ことを目標にしています。

ブラック企業・店舗から転職して「働く人がブラック企業に集まらない状況をつくり」淘汰していきましょう。

 

料理人は「仕込み〜営業〜明日の仕込み」の流れで長時間労働になりやすく、さらに「残業代が支払われない」という状況にあります。日々の忙しさと疲労感によって「思考停止」してしまい、会社を訴えることにまで気が回らないのです。

この様な現状を皆さまに知っていただき

料理人の人生が「少しでも豊かなものになるよう」にブログを続けていきます。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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