【安い学費】の調理師専門学校に通う?ホントの進学の意味とは
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飲食業界22年、現役料理長です。

今回は、この様な質問を頂きました

調理師専門学校に進学しようと考えていますが、調理師専門学校のメリットとデメリットが知りたいです。
調理師専門学校の費用の差って何ですか?
費用の安い調理師専門学校はおすすめしません
調理師専門学校の学費の差
有名な講師から学べる
技術や知識の豊富さ
人脈の広さ

特に重要なのは「人脈の広さ」で、一流ホテルや店舗には「人脈なし」では就職できません。

飲食業界はホテル業界と街場業界(庶民的な飲食店)に分かれており、どちらが好みかは個人しだいですが将来を考えると「専門学校に進学」の必要があります。

調理師専門学校が企業へ人材紹介の役割も兼ねてる訳です。

この記事でわかること
調理師専門学校のメリットとデメリットについて
調理師専門学校「進学が必要な人」と「進学より就職した方がいい人」の違いについて

以上のことをふまえて調理師専門学校のメリットとデメリットをお伝えします

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調理師専門学校のメリット

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調理師専門学校は調理の基本が身につく

【和洋中・パティシエ・製菓製パン・栄養士】など色々なジャンルがあります。

各ジャンルで一流の専任講師が授業してくれます。

各ジャンルの特化した内容もさることながら調理師としての基本的な

  • 包丁の使い方
  • フライパンの振り方
  • 盛り付けなども学べるでしょう

 

現場に入る前に基本的なことを身につけ就職したら即戦力のイメージです。

調理師専門学校は一流ホテルや有名店に就職できる

高い技術やブランドをもつ有名ホテルや店舗に就職できます。

調理師専門学校を卒業していないと、ホテルなどを目指すのは「調理技術や知識的」にも厳しいでしょう。

調理師専門学校に進学する最大のメリットです

*アルバイトや派遣社員ならホテルで働くことも可能です

 

ポイント‼将来的に街場の「一般的な居酒屋業態に就職」をお考えなら専門学校に通う必要はありません

上場企業で新卒採用で就職を考えるのなら【大卒以上の資格が必要な企業】もあります

上場企業は、
労働環境や時間
残業代や有給休暇
福利厚生もしっかりしてる印象です(わたしも働いていました)
「大学を卒業して飲食業界に就職する」ことは個人的にオススメしませんが…

調理師専門学校を卒業すると調理師免許を取得できる

もちろん国家資格なので試験はありますが、1〜2年(コースによる)しっかりと学べるので調理師免許試験も合格できるでしょう。

調理師専門学校を卒業してない場合は、試験を受ける為に飲食店舗での2年の就労実績が必要になります。

わたしは街場で働いて、自分で参考書を買い勉強し店舗で就労証明書を発行してもらい受験しました。

20年ほど前に受験したので現在の感じはわかりませんが、以前の試験はマークシートの5択でカンタンな印象でほとんどが常識的な問題でした。

 

調理師専門学校ならではの経験ができる

海外での経験(学校)や卒業旅行があります

学生が運営する店舗もあり実践的な学びもあるようです。

これからの調理師は【世界で活躍する】ことも選択肢にいれたいところです。

日本の飲食企業が世界進出するとき「調理長は日本人」が求められることが多いようです。

海外での生活に興味がある】かたなら専門学校での経験が役立つかもしれません。

 

調理師専門学校は飲食業界の人脈が広がる

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わたしが調理師専門学校に進学するなら「高額でも有名な学校」に行きます

なぜか?

日本で有名な料理専門学校が持っている人脈は強いです

【専門学校に進学する最も重要なメリット】とわたしは考えます。

街場で長く働いていても、有名講師と知り合える機会はほとんど無いのではないでしょうか?

 

調理師専門学校を目指すべき人とは?

1 就職する際に【有名ホテルや店舗】で

  • 高い技術や知識を習得し、
  • ブランド力も味方につけ、
  • 業界の人脈を広げたいとお考えのかた

2 最終的に独立出店をお考えのかた

3 海外勤務などをお考えのかた(一般の街場勤務では満足できないかた)

4 ホテルや有名店で修行され【街場で調理長として高い給料】で活躍される人もいます

 

調理師専門学校のデメリット

次に調理師専門学校のデメリットについても考えてみましょう。

調理師専門学校は学費が高い

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進学費用が○○百万円と高額です

高級な食材を授業で使えたり、教科書・白衣・包丁セットなどを考えると妥当なのかもしれませんが高いですね。

もし入学されるのであれば「一生飲食業界で働く」くらいの覚悟は持ったほうがいいかもしれません。

 

【調理師専門学校に行かず就職するなら包丁は自分で購入しよう】

わたしは「牛刀・柳包丁・ペティナイフの3本」の包丁を自分で揃えました。

この3本があればどんな職場でも事足ります

 

*左利きのかたは刃の向きが違います。詳しくはこちらもご覧ください

【左利き用包丁の違いは片刃か両刃 おすすめのハサミと缶切り】

 

調理師専門学校を卒業してなくても就職できる

私は、さきほども書きましたが調理師専門学校を卒業していません

街場ですが【25歳で調理長を任せていただき現在も調理長】です。

 

アルバイトからでもいきなり実践なので成長は早いですが、街場では高度な技術は学べないかもしれません。

わたしは21歳の頃アルバイトで働いていましたが、その時の調理長がホテル出身のかたでした。

その店舗は小さく街場のお店ながら料理も凝った内容で調理技術や知識も教えていただきました。

そんな環境に巡り会えたので、わたしはラッキーだったのかもしれません。

 

調理技術をしっかり身につけられる店舗の特徴は?

  • 店舗が広すぎない(60席以下)→広すぎると流れ作業的な働き方になり、料理よりも作業にちかくなります
  • 大手よりも中小企業→これも大手企業は利益率に特化しており、作業の色合いが濃いです
  • 料理ジャンルが明確である→総合居酒屋やバイキング、ファミリーレストランも作業にちかくなります

*調理と作業の例:オニオンスライス…玉ねぎを包丁でスライスするか、スライサーでやるか。スライサーでやる場合、均一な細さのオニオンスライスができますが、永遠に包丁技術は身につきません。これが作業です。

調理に特化した就職を探すなら「飲食業界に特化したサイト」です。各サイトを私が実際に使用してみました

 

 

調理師専門学校卒業生でも他業種へ転職している

わたしの部下に調理師専門学校の卒業生が数人いましたが、

現在、飲食業界で働いてない人が50%位います

飲食業界は「拘束時間も長く厳しい環境に置かれる」こともあるので「料理やサービスにやりがいを感じられないかた」には厳しいでしょう。

調理師専門学校は学費も高いので入学する前に「ご自身の適正を確認したほうがいい」かもしれません。

 

あわせて読みたい【調理師に向いてる人 向いてない人】

短期で学べる「飲食人大学」がおすすめ

色々なメディアで紹介され、人気の「飲食人大学」をご紹介します。

飲食人大学とは?

飲食人大学は、これから飲食業界で働きたい人、すでに飲食業界で働いてる飲食人のための学校です。

一般的な古いカリキュラムを見直し、現場で通用する技術を習得できる「短期集中型のプログラム」で構成しています。

  • 短期集中の実践的なプログラム
  • 現場実践主義
  • ミシュラン獲得=カリキュラムの優秀さを証明

飲食人大学への質問

➀卒業後の進路について相談は可能ですか?

飲食人大学の運営会社では、飲食業界専門のお仕事紹介事業を運営しています。スキルにあわせたお仕事先をご紹介してくれます。

②誰でも入学できるの?

誰でも入会できますが、料理教室ではないカリキュラムなので「飲食業界で働く!」意識のあるかたにおすすめです。

③包丁を今まで握ったことがなくても大丈夫?

包丁の扱いから調理の基礎など、まったく未経験でも心配ありません。

④3か月で技術を学べるの?

数々の現場でキャリアを積んだ一流の講師陣による実践的なカリキュラムで可能です。わたしも長年飲食業界で働いていますが、3か月で技術などを身につけるのは可能だと思います。一番良くないのは「教えるのが下手・教えてくれない上司」

以前は「長年修業して自分で学ぶ」または「長年働いてくれたので技術を教えてくれる」という形でした。この古い形を変えたのが飲食人大学の魅力です。

⑤年齢制限はありますか?

10代から70代まで幅広く学ばれています

 

一般的な調理師学校より短期間・安い学費で、ミシュラン獲得できる技術などを学べるのが最大の魅力です

「資料は無料」で取り寄せできます。

まとめ

将来的に「街場で働く」なら調理師専門学校をオススメしません

飲食業界は「働きながらスキルを学べる」のが強みでもあります。専門学校では高額な授業料が必要ですが、卒業後に飲食業界へ就職し現場で「給料をもらいながら」学んでいくことも可能。

わたしは調理師専門学校を卒業していないので、上記のパターンです。

働き始めるまで、ろくに包丁も使ったことがありませんでしたが、25歳で料理長になりました。

ホテル・ブランド店などを目指すなら専門学校卒業が必須ですが、一般的な飲食店では必要ありません。

 

調理師免許も「飲食店などで2年以上の調理経験」があると受験できます。受験資格を満たし、筆記の調理師試験に合格すればいいだけです。わたしもこのパターンで調理師免許を取得しました(試験もマークシートで簡単です)

あなたにとって「高額な調理師専門学校が必要ない」と感じたら、就職先を探して給料をもらいながらスキルや資格を取得しましょう。

 

最近では海外勤務のかたも多く若い人なら選択肢に加えたいところです。

「料理や接客が好きだ」という人以外には、そもそも飲食業界自体をオススメしません。

【やりがいしかない業界】だと思います。

 

現在はかなり就労環境や労働時間なども改善されてきてますが、週末に休めないなど一般職とは掛け離れています。

将来の目標から逆算して専門学校の選択はするべき」

調理師専門学校は高額です。しっかり考えましょう

 

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