どうも飲食業界22年、
現役料理長のコロネです。
今回は【調理師として求められる人材とは?】についてです。
調理師として求められる人材は、
【年齢によって条件】が違います。
20代の調理師に求められること
20代前半の調理師に求められること
調理師学校を2年で卒業して就職するのが20歳でしょうか…
【20代前半は修行時代】といえます。
堀江貴文さんの著書で「修行する必要は無い」と話題ですが、飲食業界の企業に就職すれば新入社員です。
企業に就職すれば任せられる仕事も多く【有名料理店やホテルの下積み】のような仕事はありません。
前向きに知識や技術を吸収しましょう。
求められる条件は…ありません(笑)
強いて言うなら【若さと協調性】でしょうか。
20代後半の調理師に求められること
20代半ばから実力のあるかたは頭角を現してきます。
わたしも料理長になったのは26歳でした。
ある程度の知識と技術があり企業と上司からの信用がある人は役職に就く可能性があります。
この年代は【副料理長くらいの力量】が求められます。
副料理長のポジションとは【料理長の考えや哲学を理解し部下に伝えキッチン全体を円滑に回す】役割りです。
1番モテる時期です(笑)
店舗規模にもよりますが、店舗が大きくスタッフ数が多いと料理長は現場仕事をあまりしません。
メニューやシフトを書いたり、業者と打ち合わせをしたりと数字管理が主な仕事になると思います。(企業によりバラツキあり)
副料理長が現場を仕切る責任者になります。
この時期に人の使い方を勉強しましょう。
20代の調理師について詳しくはこちらをご覧ください。
30代の調理師に求められること
調理師として1番輝く年代です。
知識や技術も充分に兼ね備え、体力的にも元気で現場で活躍する事でしょう。
30歳の調理師で求められることは【出来ない事があってはならない】と考えます。
クラス的に最低でも副料理長クラス、料理長で転職するのが普通です。
【30代の過ごし方は将来の給料に反映する】ので非常に大切な時期です。
将来的に独立か?企業で安定を取るのか?は考えたい時期です。
詳しくはこちらをご覧ください。
40代以降の調理師に求められること
40代以降で求められるのは、知識や技術は当然として【数字管理と経営力】ではないでしょうか。
現在の調理師で数字に弱い人は苦労すると思います。
原価人件費管理、コストパフォーマンスとの兼ね合いなど理解出来る人が求められます。
40代以降の転職は大概【給料が下がり待遇も悪く】なります。
現状が苦しい環境でも転職は慎重にして下さい。
詳しくはこちらもご覧ください。
ホールスタッフとして求められること
ホールスタッフの仕事は限られています。
接客、ドリンカー、数字管理、経営戦略ではないでしょうか?
やる気さえあれば出世していきます。
わたしが【上場企業にいた時のホールスタッフ】の例として、
- 23歳で70席クラスの店長。
- 27歳で4店舗を監督するエリアマネージャー。
- 35歳で1つの地方を統括する部長。
以上のような感じでした。
特に上場企業では派閥があり強い派閥に属すると出世が早く弱い派閥では将来性はあまりありません。
飲食店スタッフよりもサラリーマンに近い印象でした。
上場企業について詳しくはこちら。
まとめ
わたしは【20代で3社】【30代で2社】転職しています。
ご覧のサイトの他の記事を見て頂ければご理解できると思いますが【情報量が非常に多い】です。
飲食業界について、これだけの数の記事を書けるのは【今まで色々な店舗や企業で働いてきた】からです。
わたしの経験では【1つの会社で長く働くのは飲食業界では危険だ】と思います。
一般職の営業マンは商品が違うだけで【個人の営業力が他の会社でも活かせる】でしょう。
飲食業界のノウハウは店舗や企業によっては全然違います。
わたしは個人店〜上場企業まで幅広く働きましたが【原価人件費率は大きく違う】ので勉強になりました。
人脈という点でも幅広くなり今もお付き合いして情報交換もしております。
(企業機密事項ではありません。)
特に【今の自分は大丈夫なのか?】と思った時、
伸び悩んでる気がする時は【若ければ転職した方がいい】です。
お金よりも【新たな知識や技術、経験が将来のあなたの助け】になります。
上場企業なら社員研修も度々ありスキルアップや環境の変化も与えてくれます。
最終的に【あなたがどうなりたいのか?】によって選択肢は変わります。
(40代以降の転職は危険です慎重に)
現在の飲食業界の調理師は深刻な人材不足なので、わたしは危機感があまり無いと言うのが本音です。
貪欲にスキルアップして高給を狙いましょう。
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