飲食店の【正社員が稼げない理由】と、お金が稼げるようになる考え方について
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飲食業界22年、現役料理長です

飲食業界の正社員は、労働時間が長く働いてる割に稼げず生活が楽になりません…

「どうすれば今よりも年収が上がるのだろう?」

こんな悩みに応えて、あなたがお金を稼げるようになる考え方をお話します。

 

飲食業界の多くの人が稼げないのは正社員だからです。

「会社員勤め」ではお金は稼げない

他の人たちと同じ働き方をしてるとダメってことです。

稼いでる人は、他人と違う働き方をしています。

 

飲食店の社員が【お金を稼げない理由】と【お金を稼げるようになる考え方】のすべてをお話します。

当記事をみれば、あなたの生活が楽になる1歩が踏み出せます。

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飲食店の正社員は人生を搾取されている

飲食店の企業で正社員になるメリットは何でしょうか?

安定した給料と暮らしの保証です

 

あなたの店舗が「今月赤字だった」としても給料をカットされることはありません。

会社員である間、あなたは会社に守られている訳です。

その代償として、あなたは多くの時間を会社に搾取されています。

あなたの長い労働時間で100万円の利益を出してもあなたの給料は先月のままです。

飲食店で利益を出しても会社と役員に分配される

あなたの長い労働時間で利益を出しても分配されるのは、あなたの上司と会社に対してです。

「利益が出せない時もあるので仕方ないんじゃないの?」

そうかもしれません

 

「年間でマイナスの会社があると思いますか?」

そんな会社潰れてしまいます。

そう考えると確実に会社というのは利益を出しているということです。

あなたのおかげで…

マイナスの時はひどく怒られるかもしれませんが、

「利益を出しても褒められることって少なくないですか?」

飲食業界は働きが給料に反映されない

あなたの長い労働時間で利益を出しても、給料を多くもらえるようになりません。

役職を持たない平社員ならとくに…

なぜか?

飲食店の正社員は上司の給料を超えることがない

飲食店の平社員で料理長より給料が高いのは極めて稀なことです。

考えられるケースは会社規模の縮小により元料理長が異動して平社員になった時ではないでしょうか。

(正社員の基本給をカンタンに減らしてはいけないという法律があります。)

 

話を戻します。

あなたが高い年収を得るためには、

  • 上司が今よりも年収が上がる
  • あなたが上司の立場を獲得するしかありません

日本社会は縦社会

年功序列制度がなくなったように世間では思われていますが中小企業では根強く存在しています。

上司や役員のポジションの人が、年配のかたなら自分の給料を確保したいためです。

飲食業界も先輩後輩の縦社会が強くこの制度が存在しています。

給料は人の好みに影響する

あなたが役職を持たない社員なら、あなたの働きを評価するのは料理長や店長です。

飲食店は一つのポジションでいえば実力主義ですが【店舗売り上げや利益率の話】になると評価されるのは店長と料理長です。

平社員の飲食店での仕事の評価は分かりづらく上司の評価に一任されます。

上司も人間なので好みもあり、自分にとって将来役に立つ人材を好遇する可能性があります。

そうなると仕事内容の評価とは別の話になってきますね。

飲食店舗規模で人権費が決まっていると給料は上がらない

飲食店一つの店舗の人権費はだいたい【総売上の30%以下】でなければ利益が出ないといわれています。

あなたの給料が上がらない原因は、最初から店舗の人権費率が決まっているからです。

もしあなたが給料を上げて欲しければ総売上を上げる必要がありますが…

決められた人権費を正社員で取り合っている

あなたが努力して長い労働時間で出した利益の多くは上司がもらう事になります。

さきほどもお話したとおり、店舗の人権費率は決まっており「利益分の給料を社員で取り合う」状況になるわけです。

そんな状況であなたの上司が

「部下にたくさん給料をあげてくれ!」と会社に言うでしょうか?

多くは上司が搾取することになり、あなたの給料は労働時間に見合わないものになります。

飲食業界は正社員よりもアルバイトのほうが都合が良い

正社員の給料って会社側からすると福利厚生などで高くつきます。

【毎日の客数も不安定】で【仕事量もまばら】であればアルバイトの方が使いやすい存在になります。

なので、時給を多少高くしてでもアルバイトを雇用しようとします。

あなたの総支給額を時給で割ればアルバイトに負けてるかもしれません。

役職のない正社員ってツライ立場です。

自分の人生を切り売りして給料をもらっている

長い労働時間で多くの給料をもらうべきだと私は思いますが、

飲食業界で、残業代がしっかり払われてる会社は数少ないのではないでしょうか。

わたしの考えでは長い時間働いて多くの給料をもらうのは普通のこと

長時間労働で安月給など論外です

 

わたしがオススメするのは、短い労働時間で多くの給料をもらう方法です。

どうしたらいいのか?

あなたの時給単価を上げるしかありません

総支給額を労働時間で割った額があなたの時給です。

時給単価を上げるには?

総支給額を上げて、労働時間を少なくしましょう

この考え方については詳しくこちらで書いています。

【年収が低い飲食店 20代スタッフは修行という嘘に騙されるな!】

お金を稼げるようになる考え方について

飲食店の正社員は「お金以外のメリットを得るための手段」にすべきです。

  • 生活の安定
  • スキルアップ
  • 独立出店のため

 

あなたが役職のない正社員で給料を上げてもらうには、上司のポジションを取るしかない

あなたが店長・料理長なら会社の役員になるしかない

上司のポジション(店長・料理長・役員)の席数は決まっており、右肩上がりの売り上げで出店してる企業でない限り席数は増えません。

以上のように、頭打ちした企業内で「給料を多くもらおう」という考え自体に無理があるわけです。

 

「スキルアップする!」

「出店独立資金を貯める!」

など、割り切って会社で働いてあなたは次のステップに進むのが懸命です。

転職で次の職場で役職を狙うイメージ

 

求人広告を出してる会社は人がいないので役職を狙える可能性が高いのです。

現在の店舗でお世話になった上司のポジションを狙うのは気が引けますからね。

独立出店すれば規模が小さくてもあなたは社長です。

あなたの頑張り次第で給料は増えます。

給料の稼ぎを増やすより国の制度を利用する

国が推奨してる制度って国民が損することはありません(年金制度は除く)

例えば、

  • 確定拠出年金
  • 株式投資制度NISA
  • ふるさと納税制度

投資や税金対策をお考えなら必ず使うべきです。

わたしもNISAで投資しています。

独立出店する時は、国庫補助金貸付制度が低金利でお金を貸してくれます。

*女性の場合や若い年代なら尚更優遇されています。

まとめ

飲食店の役職を持たない正社員である限り、年収が極端に上がることは無いとご理解いただけましたでしょうか?

正社員なら

  • 年収を上げたければスキルアップして転職
  • 転職して役職につき更に上を目指す

独立出店すれば社長になり働き次第で給料は増えます。

年収が増え余裕ができれば税金対策や投資も考えましょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。