調理師に向いてる人 向いてない人
geralt / Pixabay

 

どうも飲食業界22年、

現役料理長のコロネです。

今回は【調理師に向いてる人、向いていない人】のお話です。

適材適所といわれるように、仕事にも向き不向きがあります。

適正がない人が飲食業界に入ってしまったら悲惨な日々を過ごすことになるでしょう…

 

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調理師に向いてる人

仕事に「やりがい」を感じたい人

調理師のお仕事は「やりがいしかない」と言っても過言ではありません。

ブラック職種で有名な飲食業界…

それでも調理師がお仕事を続けられるのは、やりがいがあるからです。

詳しくはこちらをご覧ください。

【飲食業界で働くのは底辺?負け組?人生の勝ち負けとは】

 

クリエイティブな人

料理を作るレシピはありますが、自分の中で試行錯誤しなければなりません。

例えば【フライパンで焼いてオーブンで5分入れる】

以上のように指示されても「食材のぶ厚さ・最初の火入れ具合」でオーブンに入れておく時間の長さは違います。

 

レシピや作り方は目安に過ぎず、自分でその料理の最高の仕上がりを想像し考え実践しなければなりません。

レシピやマニュアルどおりに行動するのは調理ではなく作業です。

作業が目標になってる人は後々苦労するでしょう。

 

他人を喜ばせるのが好きな人

飲食業界の調理師やホールスタッフは元芸能界志望だったかたが多いです。

何故なのか?

飲食業界はお客様に素敵な時間と環境・料理を提供するお仕事

エンターテイメント性があります

 

いくら美味しい料理でも、横柄で無愛想な態度で提供されると美味しく感じません。

ホールスタッフのサービス力は、料理の味に大きく関係してきます。

  • 料理で酔わせるのが調理師
  • 酒と人柄やサービスで酔わせるのがホールスタッフ

のような感じです。

 

哲学や理屈が好きな人

わたしは「調理師は哲学者」だと思っています。

独立して出店する時は

自分の今までの経験・知識・美意識などすべてを店舗や料理で表現するわけです。

 

例えば、卵焼きをお題で調理師10人に作ってもらえば微妙に味が違います。

料理は作った人の感情で味が変わります

  • 疲れてる時は疲れた味
  • 機嫌が悪い時は機嫌が悪い味になります

不思議でしょうか?

調理師のメンタルは料理と繋がっています

 

調理師に向いてない人

 

基本的に「向いてる人の逆バージョン」が向いていない人です。

絶対的に向いてない人だけ書いておきます

損得勘定ばかりでお金が好きな人

飲食業界は損な業界だと思います

  • 労働時間は長く
  • 週末に休みなどなく
  • 月に5日休みが平均で
  • ボーナスもなく
  • 退職金もないところもあります

一般職のノリで就職すると痛い目にあいます

一般的な暮らしが理想なら絶対に飲食業界をオススメしません

 

飲食業界でも一般職に近いのは上場企業の飲食店

詳しくはこちらをご覧ください

【飲食業界の上場企業で働く メリット デメリット】

 

サービス業や調理が好きじゃない人

サービス業・調理が好きでない方が間違って就職してしまえば地獄です

好き」でないとやっていけない仕事で、好きでもツライ時が多々あります。

サービス業や調理が嫌いな人は他の職種を選びましょう

 

嘘つき・他人のせいにする人

料理には言い訳できません

  • 塩を入れば塩辛くなる
  • 砂糖を入れば甘くなる

言い訳や嘘をついても味は変わりません

何事も自己責任と考え、反省・実行を繰り返し出来る人でないと厳しいです。

他人のせいにする人は、他の職種でも苦労する気はします。

 

まとめ

飲食店は、店舗で働いてる人のチカラが営業成績にかなり反映します。

【マンパワー】です

 

働く人のやる気を維持したり、起こさせたりするのが企業や上司の務めですが、人の根本の性格までは変えることができません。

25歳位で人の考え方は出来上がってしまいます

飲食業界に【向くか向かないか】自身の適正を知るのは大切なこと

 

これから飲食業界で就職をお考えの方は参考にしてみて下さい。

誰でも「向き不向き」はあります

ご自身の得意な分野で就職しましょう